武漢にある定点病院(重症者が入院してする病院)の入院患者がとうとう0になりました。上海でも一番長く入院していた患者さん(80日弱!)が退院され、国内でもまだ集中治療等が必要な方はほぼいなくなったそうです。何はともあれよかったよかった。

世界の感染者数はもうすぐ300万人を超えそうです。心配ですね・・。
今日から数日は中国で発表されたコロナ関連の最新ニュースをお知らせしようと思います。中国で今起こっていることは、この先しばらくしてからの日本にきっと役に立つ。僕自身そう考えてます。そして一つでも有用な情報があればと願っています。
数日前に報道された内容によると、現在武漢で入院されている方は全て隔離点(症状がなくPCR検査が陽性の方もしくは陽性反応者に濃厚接触した方)にいる方で47人だそうです。ただ、そのうち30数人が咳などの症状が全くないのにPCR検査の結果がずっと陽性のままの方だそうです。

この方々を中国語では「常陽患者(常に陽性という意味ですね)」と呼んでいるそうですが、どうやら以下のような特徴を持っているようです。
- 入院時の症状は軽い咳くらい
- CT画像上も特に問題がない
- 自己免疫力が比較的強く年齢が若い
- 一般的には感染後第二週目に症状が悪化することが多いが、彼らは悪化することがない
症状がないといってもPCR検査結果が陽性なのだから、隔離点から出すわけにはいかないそうで、いつまでたっても退院できない状態。40日以上隔離生活、なんて人ばかりなのだそう。
「常陽患者」からは伝染するのか?
この患者がもつウィルスを培養して検査した結果、ほとんどが陰性を示したため他の人を感染させる可能性は低いそうです。他人への感染力は、感染者の体内にあるウィルスが生きているのか死んでいるのか、その量などで決まるらしく一概には言えないとのこと。この「常陽患者」との濃厚接触者の中ではまだ新たな感染者は出ていないらしい。また、通常のインフルエンザなどを参考にすると体内にあるウィルスは通常1週間ほどで体外に排出されるんだとか。

上に消毒液を載せていて、目の前に立つと自動で止まります
では「常陽患者」の方はいったいいつになれば退院できるのか。
これが今の課題らしく、現段階では陽性である以上退院させることは出来ないらしいのです。入院ではなく隔離といっても、かかるストレスはおそらく相当なものでしょう。現在の退院基準は
- 体温が3日以上正常である
- 咳など呼吸器系に症状がない
- CT画像に所見が見当たらない
- 痰や鼻の粘膜の検査及びPCR検査と血液検査を24時間以上空けた2回実施して、結果が全て陰性
で初めて退院となるそう。かなり厳しい基準ですよね。また、退院してもその後14日間は隔離点での医学医的観察を受け、その後のPCR検査が再度陰性で初めて自宅に帰れるんだそうです。この間家族にも友人にも会えないので、かかるストレスは想像をはるかに超えるものになるでしょう。

「常陽患者」の方々が早く開放されること、また、別の角度から見れば「ウィルスと共存している」とも言えるため、ここから治療薬や抗体について研究が進みこの新型コロナウィルスCovidー19がインフルエンザ並のものになることを願うばかりです。
※YouTubeでも中国の最新ニュースを発信してます。もしよかったら見てみてください!https://youtu.be/8SvRUSwTeYk